
あなたの周りでCanvaを活用している人はいますか?
実は幅広い世代でCanvaは活用されているんです!
デザインツール「Canva」は、若い人だけのものではありません。
実は、10代から60代以上まで、幅広い年代の方が「自分らしく、分かりやすく、きれいに見せる」ために使っています。
この記事では、「自分の世代でも使えるのかな?」と感じている初心者の方に向けて、年代ごとにどんな使い方があるかを整理します。
自分の世代でも安心して「やってみよう!」と興味を持ったら、まず始めてみましょう。
なぜ今、Canvaが“全世代で使える”ツールなのか

まず
なぜ10代からシニア世代まで多くの人がCanvaを使っているのか
その背景を簡単にご説明します。
- Canvaは「ドラッグ&ドロップ」といって、マウス(またはタップ)で素材を“つかんで”“置くだけ”という操作でデザインができます。
専門的なデザイン知識がなくても始めやすいです。
- 世界中で利用されており、2025年時点で月間アクティブユーザー数が2 億人を超えているというデータがあります。
年齢分布をみると、25〜34歳が約30%、18〜24歳が約21%、35〜44歳も約20%となっており、若い世代だけでなく「中年層」も使い始めていることが分かります。

- 教育機関向けの「Canva for Education」も広がっており、学校でも使われ始めていて、「自分の世代だから無理」という壁が薄くなっています。
このように、「操作が簡単」「誰でも始められる」「用途が幅広い」という条件がそろっているため、年代を問わず使われるようになってきました。
次に、世代別に「どんな使い方をしているか」「どんなコンテンツが多いか」を見ていきましょう。
10代〜20代前半(Z世代)の活用法

10代〜20代前半、いわゆるZ世代(13〜28歳くらい)は、スマートフォンを中心に“自分を見せる場”でのデザインに活用しています。
- SNS( Instagram、 TikTok、 YouTube など)の投稿デザインやショート動画の編集が主用途。
- 自撮り写真やプロフィール用背景、ストーリー用画像など「自分を表現するデザイン」を作る人が多い。
- また、(中高生・大学生など)学校の発表スライドやレポート資料を作るために、教育機関向けサービスを使っている人も増えています。
このように「自己表現」「SNS映え」「学校活動」がキーワードになります。
具体的に「何を作るか」

- ショート動画用のテンプレートを使って、TikTok/YouTubeショート用に作る。
- Instagram投稿・ストーリー・アイコン・ヘッダー背景。
- SNS自己紹介スライド
(「好きなもの」「将来の夢」など)をおしゃれに。 - 学校の発表用スライド。
AI機能を使ってフォント・配色を整えることも増えています。
この世代が好むデザインの傾向

配色
チェリーレッド、バターイエロー、デジタルラベンダーなど、明るくポップなカラー。
グラデーション(ピンク×オレンジ、パープル×ブルー)も多いです。
フォント
手書き風、ラウンド系(丸みがある書体)やカジュアルな英字フォントが人気です。
このような傾向を知ることで、自分らしい“若さ・自由さ”をデザインで表現できます。
10代で始める初心者さんへのアドバイス
- スマホだけでも始められます。
まずはテンプレートを選び、「写真を差し替える」「文字を変える」という簡単な操作からやってみましょう。 - 「自分らしさ」が出せるよう写真や色を自分の好きなものに変えてみましょう。
テンプレートを参考にしても大丈夫です。 - SNS投稿用なら「縦長(9:16)」「正方形(1:1)」サイズなど用途を意識して。
- 学校提出用なら、「見出しを大きめに」「余白をしっかり」など読みやすさを意識します。
20代後半〜30代(ミレニアル世代)の活用法

20代後半〜30代は、仕事・副業・自分ブランド作りなど“活動の幅”が広がる世代です。
- ブログ運営、自分ブランドのSNS運用、フリーランス/副業での名刺・チラシ作成。
- 会社員として社内資料やプレゼンにも活用。
- この世代は、無料版だけでなく有料版(Canva Pro)を契約して「ブランドキット」「チーム共有機能」などを使う傾向があります。
このように「効率化」「ビジュアルでの発信」「ビジネス用途」がキーワードになります。
具体的に「何を作るか」

- Instagram・Facebookの広告用画像、YouTubeサムネイル。
- ブログのアイキャッチ画像、ウェブバナー。
- プレゼン資料・セミナー用スライド。
- 名刺・チラシ・バナー広告。
- ブランドキット(カラー・フォントを統一)を使って、投稿シリーズを見た目で一貫させる。
この世代が好むデザインの傾向

配色
モカムース(ブラウンベージュ)、セージグリーン、ホライゾングリーンなど。
自然 × モダンなトーンが好まれます。
ニュートラルミニマルな色合い(グレー、くすみベージュ)もトレンド。
フォント
「Noto Sans JP」「ZEN角ゴシックNEW」など読みやすくモダンなもの。
タイトルには上品な明朝系「Shippori Mincho」「Lora」などが良いでしょう。
英字フォントでは「Montserrat」「Playfair Display」などがよく使われます。
20代・30代で始める初心者さんへのアドバイス
- まず「ブランドカラー」を1〜2色決めておきましょう。
投稿・資料作成のデザインがぶれません。 - 無料版から使ってみて、「テンプレートを少し自分仕様に変える」ことを意識。
背景色・フォントだけ変えても印象が違います。 - プレゼン資料の場合は「目次→見出し→内容」の流れを意識して、テンプレートの順番をそのまま使うと簡単です。
- 副業や自営業の方は「投稿シリーズ」「月次報告」など、テンプレートをコピーして使い回す仕組みを作ると楽になります。
40代〜50代(X世代)の活用法

40代〜50代の方は、職場・地域・家庭活動での「資料づくり」「案内づくり」で活用するケースが増えています。
- 職場:プレゼン資料、社内報、報告書のビジュアル化。
- 地域活動/PTA:チラシ/案内状/報告資料。
- ネットショップ運営者なら、広告バナー・商品画像制作にも。
「既存のPowerPoint代替」
「デザイン初心者でも整った見た目にできる」がこの世代に支持されている理由です。
具体的に「何を作るか」

- 会議・社内共有用プレゼン資料。
上級者はAI機能を使って構成提案・配色補助を利用。 - 地域イベントやPTAの案内チラシ・ポスター。
- 報告書・説明資料:グラフやイラスト入りで視覚的に整理。
- オンライン講座や研修用スライドテンプレート。
この世代が好むデザインの傾向

配色
グレージュ、セピアブラウン、ネイビーブルーなどニュートラルカラーを基調にしたものが好まれます。
淡いブルーやグリーンをアクセントに。
彩度を抑えた「60-30-10ルール」配色が好まれます。
フォント
明朝体(「はれのそら明朝」「Shippori Mincho」など)やゴシック体(「Noto Sans JP」「さわらびゴシック」)を視認性重視で使用。
英字では「Merriweather」「Roboto」など定番。
60-30-10ルールってなに?

40代・50代で始める初心者さんへのアドバイス
- まず「読みやすさ」を意識して作りましょう。
文字サイズを十分に、行間をとる、背景と文字のコントラストを確保。 - テンプレートの色を「会社・団体の色」や「地域のイメージカラー」に変えるだけでも印象が変わります。
- 社内資料・地域資料は「一貫性(フォント+色)」を保つと、組織としての印象が整います。テンプレートを保存しておくのもおすすめです。
- チラシ・ポスターなら、QRコードを入れてスマホ連携を図るなど、最新機能を少しずつ取り入れてみましょう。
60代以上(シニア世代)の活用法

60代以上の方は、趣味・家族・地域活動での「簡単にきれいに形にする」用途で使われています。まだ少数派ではあるものの、増加傾向にあります。
- 趣味の写真・俳句・絵をカードやフォトカレンダーに。
- 同窓会・クラブ活動の案内チラシ。
- 家族用フォトギフト・記念スライドショー。
- パソコン教室などで教材として採用されることも。
「難しそう…」と感じられる方も多いですが、Canvaの操作性がそれを和らげています。
具体的に「何を作るか」

- フォトカレンダー・ポストカード・アルバムレイアウト。
- 町内会・クラブ活動のチラシやカレンダー。
- 孫へ送るフォトギフト・記念のスライドショー。
- 自分の撮った写真をきれいに加工するなど日常の中で使うことも。
この世代が好むデザインの傾向

配色
ブルーグリーン、柔らかベージュ、セピアブラウン、ソフトグリーンなど柔らかいトーン。
薄めの背景 × 濃い文字(深みのあるネイビー)で視認性を確保。
フォント
日本語では「たづがね角ゴシック」「やさしさゴシック」「Rounded M+」など丸みのある書体が読みやすい。
英字では「Arial」「Verdana」など手書き筆記体も親しみやすさの演出に。
60代で始める初心者さんへのアドバイス
- パソコン・スマホどちらでも使えますが、慣れるまでは「パソコン+マウス」で操作すると安心です。
画面が大きいタブレットもおすすめ。 - 写真が中心の作品なら、写真を選んでテンプレートに入れるだけという流れでOK。
無理にレイアウトを変えず、テンプレートを活かすことがポイント。 - 家族や友人と共有するなら、Canvaの「共有」機能を使って、連絡先とデザインを共有することもできます。
- 「失敗したら消せる・何度でもやり直せる」という気軽さを持って始めてみましょう。
Canva年代別活用マップ

ここまで、年代別に「どんな使い方」「どんなデザイン傾向」「初心者向けのアドバイス」を整理しました。改めて、下の表で整理します。
| 世代 | 主な用途 | デザイン傾向 | キーポイント |
|---|---|---|---|
| 10〜20代前半 | SNS投稿・動画・自己紹介スライド | ビビッドカラー・手書き風フォント | “自己表現”を楽しむ |
| 20〜30代 | 広告・サムネ・資料・名刺・チラシ | ミュートトーン・モダンフォント | “発信・ビジネス”を意識 |
| 40〜50代 | プレゼン資料・チラシ・研修教材 | 落ち着いた配色・定番フォント | “信頼感・整理された見た目” |
| 60代以上 | カレンダー・案内状・フォトアルバム | パステル・丸ゴシック/筆記体 | “趣味・家族・思い出”にフォーカス |
このように、世代ごとで活用場面もデザイン傾向も変わってきますが、共通して言えるのは「Canvaは誰でも始められる」という点です。
「自分の世代だから無理かな…」と思っていた方も、ぜひ上の活用マップをヒントに「ちょっと触ってみよう」と一歩を踏み出してみてください。
始める前のチェックリスト
Canvaを始める前に知っておきたいポイントをまとめます。
まとめ Canva年代別で活用方法はいろいろ!簡単に使えるので試してみて♪
この記事を通して、「あなたの世代でも Canvaを使って大丈夫」という安心感を持っていただけたら嬉しいです。
どんな世代でもどんな目的でも
デザインは「見せたい人に伝える」「自分の思いを形にする」ための手段です。
ぜひ、まずは「テンプレートを開く」「色を変える」「文字を変える」という簡単なステップから、気軽に始めてみてください。
あなたの“伝えたいこと”を、Canvaがしっかり支えてくれます。




