Canvaの編集画面にある「描画機能(手書きツール)」を使ったことはありますか?
この機能を使うと、手書きの線や文字、簡単なイラストを自由に描くことができ、デザインに“あたたかみ”や“オリジナリティ”を加えることができます。
でも初心者の方には、「どこにあるの?」「どうやって使うの?」と感じている方も多いはず。
この記事では、Canvaパソコン版のサイドバーにある「描画機能(ツール)」の基本的な使い方・設定方法・活用アイデアまでを、初めての方にもわかりやすくまとめました。
Canvaの描画機能(ツール)とは?

Canvaの「描画機能」(「ツール」というメニューです)は、ペンやマーカーなどを使って自由に手書きできるツールです。
囲み線や矢印、ちょっとしたイラストを追加したり、メモ書きのようにコメントを添えたりすることができます。
Canva 描画機能(ツール)の使い方

描画機能(ツール)がどこにあるのかや基本的な操作について解説していきます。
スマホ、タブレット、パソコンで使用することができます。
今回は大きくて見やすいタブレットで見ていきましょう!
1. 描画機能(ツール)の場所

- Canvaの編集画面の左サイドバーから「ツール」をクリック
- 一覧の中にある「お絵描き(ペン)」などが使用できます。
2. ツールの種類と使い分け
手書きの基本ツールは以下の4つです。

- 【ペン】…細くて自由な線が描ける
- 【マーカー】…太めでしっかり強調したいときに便利
- 【ハイライト】…透明感があり、重ねて使うと目立たせ効果がある
- 【消しゴム】…描いた線の一部を削除。太さも調整できます
3. 線の設定:色・太さ・透明度
- ツールを選ぶと、上部メニューに「色」「太さ」「透明度」の調整項目が表示されます
- 【色】はカラーパレットから自由に選択

- 【太さ】【透明度】はスライダーで調整できます

透明度を下げると、ラフスケッチや下書き風の線も表現できます
4. 手書きで描く操作の基本
- マウスやタッチパッドでドラッグすると、自由に線が描けます
- 【Shiftキー】を押しながら描くと、直線が引けます(パソコン版のみ)
- 描いた線は一つのオブジェクト(素材)として認識され、【移動・拡大縮小・回転・反転】などが自由にできます

他の素材と同じように扱えるので、後からデザインのバランスを見て配置し直すことも簡単です
5.その他の機能
- 【図形】…描画機能内にも図形があります。基本操作は「素材」の「図形」と同じです。

- 【線】…線も「素材」の「線」と同様に使用できます。

- 【テキスト】…文字を入力することができます。

- 【メモ】…付箋のような形でメモが残せます。誰が描いたか分かるようになっています。

- 【表】…表を追加することもできますが1種類のみです。

Canvaの描画機能(ツール)が便利な場面

Canvaの描画ツールは、こんな時に特に役立ちます。


シーン | 効果・ポイント |
---|---|
囲み線や矢印で強調 | 重要な情報を視覚的に目立たせられる |
サムネイルやSNS画像に装飾 | 「NEW!」や「おすすめ」などを手書きで加えると印象に残る |
メモや注釈を入れる | 写真や図の上に直接コメントやメモを書き込める |
オリジナルイラストを描く | Canvaにない素材も自分で追加でき、個性を出せる |
プレゼン資料の強調 | 手書きで囲んだり矢印を入れると説明が伝わりやすい |
下書きやラフスケッチ | ザッと描いてアイデアを整理するのに最適 |
描画機能(ツール) 書き込むときのコツ

Canvaの描画ツールは簡単で直感的ですが、マウス操作だと細かいイラストには少し不向きです。
ただし、以下のような工夫で見栄えよく仕上げることができます。
- ズームインして作業する
細かい部分は拡大表示で描くとラクです - 線の太さを調整する
細かい線は細めに、強調部分は太めに使い分けましょう - シェイプアシスト機能を使う
丸や四角を描いて1秒ほど止めると、きれいな図形に補正されます

- ペンタブやタッチ対応PCを使う
描画精度を上げたい場合は、専用端末があるとベストです
まとめ|初心者でも楽しめるCanvaの描画機能(ツール)
Canvaの描画機能は、特別なスキルがなくても感覚的に使えるのが魅力です。
描いた手書きの線やイラストは、画像や図形と同じように素材として動かせるので、あとから位置を調整したり、大きさを変えたりするのも簡単です。
手書きでデザインに“自分らしさ”を加えたいとき、既存素材にないものを補いたいときなどに大活躍してくれます。
今はまだマウスで描くのに慣れていなくても、失敗してもすぐ修正・調整できるので安心。
ぜひ、描画ツールを使ってデザインの幅を広げてみてください!