
Canvaでデザインした画像を印刷したら…文字が切れてる!
フチのデザインが半分なくなってる!
こんな経験、ありませんか?

「印刷範囲」や「余白」を意識せずに作ってしまったことが原因かもしれません。
Canvaには余白設定という便利な機能がありますよ!
この記事では、印刷トラブルを防ぐために知っておきたい基本知識と、Canvaでできる余白の設定方法や注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
印刷範囲・余白ってなに? Canvaの余白設定に入る前に

Canvaに限らず、印刷物を作るときに「見切れ」や「切れ落ち」を防ぐために必要なのが「印刷範囲」と「余白」の考え方です。
- 印刷範囲(安全エリア)…印刷したときに確実に残る範囲のこと。大事な文字やロゴはこの中に入れる。
- 裁ち落とし(塗り足し)…フチなし印刷の場合に、切り取られる前提で背景を少し大きめに配置する部分。
- 余白…見た目を整えるためのスペース。印刷範囲と混同しがちですが、Canvaでは「印刷安全エリア」を示すガイドとして余白設定が使われています。
Canvaで言う「余白設定」とは:デザインの四辺に表示される破線のガイドで、この内側に大事な要素を配置することで印刷トラブルを防げる機能です。
印刷トラブルあるある!実例で紹介

デザインをやっている人は一度は経験したことがあるのでは?
画面で作ったものがうまく印刷されないと悲しいですよね…

Canva初心者によくあるのが…
- せっかく作った名刺やチラシの文字が切れていた!
- 端に配置したロゴが半分なくなっていた!
- 思ったよりギリギリまで印刷されていて見づらい…
こういったケースは「余白が確保されていなかった」「印刷範囲を意識していなかった」ことが原因です。
見切れを防ぐための対処法
初心者さんが今日からできる対策はこの3つ!
- Canvaの余白設定をONにする
- 大事な要素は破線の内側におさめる
- 背景や装飾は破線ギリギリでもOK(塗り足しとして活用)
この「破線の内側」が、いわば“安全地帯”。
印刷時に確実に残したいものは、ここに収めましょう。
なぜ余白や印刷範囲を意識する必要があるの?
- 家庭用プリンターや業者印刷では、微妙にズレが生じることがあります。
- 余白を取ることで、見た目もスッキリ&読みやすくなる
- デザインとしてのバランスも整う
初心者のうちは「余白=空白でムダ」と思いがち。
でも、余白は“見せたいものを引き立てるためのスペース”なんです。
Canvaの余白設定 手順

Canvaの余白設定は印刷のトラブルを防いでくれる便利機能です。
印刷すると分かっているデザインを作成するときはぜひ活用したいですね。
ここからは実際の画面で手順を見ていきましょう!
Canvaの余白設定方法

- 上部メニューから【ファイル】をクリック
- 【設定】の中にある【余白を表示】にチェックを入れる
- 画面に破線(ガイドライン)が表示されます
スマホの場合はここ!

基本的な手順は同じです。
上の「…」の中にあります。
余白あり・なしのデザイン比較
【余白なし】と【余白あり】のチラシやカード例を並べて見せましょう。

- 余白なし:文字が詰まって読みにくい、見切れリスクあり
- 余白あり:読みやすく、バランスがいい
余白を使うときの注意点
- デザインの中心ばかりに要素を集めない(偏りすぎ注意)
- 写真や背景は「塗り足し」意識で端まで配置OK

- 文字・ロゴ・アイコンは必ず破線の内側に
ガイド線との使い分けもポイント!
Canvaには「余白表示」の他に、「ガイド線(ルーラー)」や「グリッド」も使えます。
- 余白表示(マージン):印刷時に切れないように安全エリアを確認
- ガイド線:配置の整列や左右中央にそろえるのに便利
どちらも表示した状態で作業すれば、「見切れない&整ったデザイン」が作れます!
まとめ|余白と印刷範囲を意識して、安心・きれいなデザインに!
Canvaでデザインしたものを印刷するなら、見切れ・切れ落ちトラブルを防ぐ「余白設定」は必須。
デザイン初心者さんこそ、まずは
「余白を表示」にチェック
破線の内側に大事な情報を入れるを意識するだけで印刷トラブルが防げます。
ぜひ試してみくださいね。