「Canvaでおしゃれにデザインしたはずなのに、なんだか違和感がある…」
そんなとき、ちょっと見直してほしいのが“写真の構図”。
とくに人物写真は、見る人の印象を左右するとても大事なパーツです。
構図ひとつで、「あ、なんか変かも」「怖いかも…」と感じさせてしまうこともあるんです。
この記事では、Canvaを使い始めたばかりの初心者さんに向けて、
知らずにやりがちな“人物写真のNG構図”を紹介します。
構図ってなに?難しそうだけど、ちょっと知っておくだけで大丈夫

構図とは、写真の中で人物や背景がどう配置されているかということ。
料理でいうと「盛りつけ」のようなもので、どこに何があるかで見え方がグッと変わります。
Canvaでは写真をテンプレートにはめるだけでデザインできますが、
構図にちょっとだけ気を配ると、ぐっと伝わる・心地よい仕上がりになりますよ。
Canva初心者さんが注意したい! 人物写真のNG構図 4選

まずは代表的な人物写真のNG構図から見ていきましょう。
当てはまっていてもデザイン的に意図しているもであればOK!
そのデザインの意図によって写真の構図は使い分けが大切です。
1. 首が地平線に重なってしまう【首切り構図】

- 地平線や水平線が、ちょうど首のあたりに重なってしまうと、無意識に「怖い」「不自然」と感じてしまうことも。
- 首だけが切れているように見えると、印象が強すぎて、思わぬ違和感につながることもあります。
回避のコツ
構図を整える余裕がないときは、口元を入れる・肩まで写すなど、
少し余白を意識するだけで優しい雰囲気になります。
2. 背景から棒が生えているように見える【串刺し構図】

- 背景の電柱や木の枝、サインなどが、ちょうど頭の真上にかかると「串刺し」に見えてしまうことがあります。
- どこか気になって目が離せない、という“悪目立ち”の原因になってしまいます。
回避のコツ
写真を撮る・選ぶときに、背景のラインと人物の位置関係を意識するだけでもぐっと安心感が増します。
3. 目に向かってとがったものが向いている【目刺し構図】

- 目のすぐ近くに、吹き出しの尖った先や葉っぱの先端など、とがったものが重なると「刺さって見える」構図になります。
- 無意識に圧迫感を感じさせてしまうので、やさしい印象にしたい場面では避けたい構図です。
回避のコツ
人物の目の周りにはできるだけ装飾を置かず、余白をとるようにすると、落ち着いて見えます。
4. 頭や手首が中途半端に切れている【見切れ構図】

- 頭のてっぺんや手首などが、不自然に途中で切れてしまっていると、見る側になんだか不安な印象を与えます。
- 意図がない“見切れ”は避けた方が無難です。
回避のコツ
写真は少し広めに写っているものを選びましょう。
Canvaでトリミングすればちょうどよい構図に調整できます。
ほかにもある!ありがちな構図の「もったいないポイント」

「首切り」「串刺し」などの怖い印象だけでなく人物写真のNG構図はデザインの中で違和感をもたれるものがあります。
デザインに集中してしまうあまり意外と見落としがちなので少し意識してみて下さい。
目線がフレームの外を向いている

→ 人物の目線は、自然と見る人の視線を誘導します。
フレームの外に向いていると「何を見てるの?」と感じて、主役がぼやけてしまうことも。
目線の先に余白がある構図にすると、バランスが整いやすいです。
逆光で写真が暗い

→ 雰囲気はおしゃれでも、肝心の表情が伝わらないともったいない。
Canvaの「調整」機能を使って、明るさやコントラストを整えるのもおすすめです。
写真の調整についてはこちらの記事でまとめています。
まとめ|構図を知ると、写真の見え方が変わる!
人物写真の構図は、「伝わる・伝わらない」を左右する大切な要素。
デザインのセンスがなくても大丈夫。
ちょっとした構図の工夫だけで、ぐっと魅力的な仕上がりになります。
ぜひ人物写真のNG構図に気を付けて素敵なデザインに仕上げてくださいね。
Canvaには、写真の位置や明るさをあとから調整できる機能もたくさんあるので、ぜひ活用してみてくださいね。