
子どもが学校からPCの授業でCanvaを使っているって言っていました!
え?子どももCanva使うの??
最近、子どもの学校で「Canva(キャンバ)」というパソコンのツールを使っているという話を耳にしたことはありませんか?
でも、「Canvaってなに?」「パソコンで何をしているの?」と、よく分からないという方も多いかもしれません。
今日は、小学校で広がりつつある「Canva for Education(キャンバ・フォー・エデュケーション)」について、分かりやすくご紹介します。
小学校で広がるCanva (キャンバ)ってどんなもの?

Canvaは、かんたんに「ポスター」「カード」「スライド」などのデザインが作れる無料のパソコンツールです。
文字や写真、イラストを組み合わせて、自分だけの作品を作ることができます。
小学校で使われているのは、特別なバージョンの「Canva for Education(教育版)」です。
これは、先生や子どもたちが無料で使えて、安心・安全に使えるしくみになっています。
通常のCanvaとの違いって?
ふつうのCanva(一般版)と、学校で使われるCanva for Educationにはいくつかの違いがあります:
教育用に特別に設計されている
学校の授業や学級活動に合わせて、使いやすいテンプレートや素材がたくさん入っています。
協働学習の機能が充実
子どもたちが友だちと同じ作品を一緒に編集したり、先生がコメントを付けてアドバイスしたりできます。
セキュリティとプライバシーに配慮
学校のアカウントで管理され、個人情報が守られるしくみが整っています。
すべてのプレミアム素材が無料で使える
一般版では有料の一部素材も、教育版では無料で使えるのが大きなメリットです。
小学生でも使える!Canvaのやさしいポイント

通常のCanvaでも便利な機能や可愛い素材を使うことができますが、Canva for Educationは何と言っても有料機能が無料で使えるという大きな魅力があります。
子どもの学習の大きな味方になってくれそうです♪

たくさんの写真やイラストが使える
おしゃれでかわいい素材がたくさん。子どもたちが夢中になる工夫がいっぱいです。
テンプレート(ひな形)がある
デザインに自信がなくても、テンプレートを選んで中身を入れ替えるだけでOK!
友だちといっしょに作れる
一つの作品を何人かで協力して作ったり、先生とやり取りしながら進めることもできます。
まちがえてもやり直せるから安心
操作を間違えても「やり直し」機能があるので、安心してチャレンジできます。
どの学年から使えるの?
Canvaは、小学校の低学年(1〜3年生)から高学年(4〜6年生)まで、幅広い学年で使われています。ただし、学年によって使い方に工夫がされています。
低学年(1〜3年生)
文字入力が難しい子どもたちでも、画像やイラストを使ってポスターやカードを作ることができます。簡単なドラッグ&ドロップ操作で、かわいい素材を選んで並べるだけで作品が完成するので、楽しみながら学べます。
中学年(4〜6年生)
この学年になると、文字入力や簡単な編集ができるようになるため、プレゼンテーションやリサーチポスターなど、より多くのデザイン作業を行えます。
グループで協力して作品を作ったり、先生からフィードバックをもらいながら学んだりする機会が増えます。
Canvaは、1年生からでも楽しんで使えますが、特に4年生以上になると、より多様な学習活動に活用されることが多いです。
どうして学校で使われているの?

Canvaが学校で使われている理由は、大きく3つあります。
1.簡単に使えるから
パソコンが得意でなくても、クリックやドラッグだけで操作できるので、すぐに使いこなせます。
2.みんなで一緒に作れるから
協働学習(きょうどうがくしゅう)のツールとしてもぴったり。
友だちとアイデアを出し合いながら、ひとつの作品を完成させる体験ができます。
3.無料でたくさんの素材が使えるから
教材づくりにかかるコストも時間も減らせるので、先生にとっても助かる道具です。
Canvaを使うと、どんなメリットがあるの?

先生の仕事がはかどる!
授業の資料や掲示物も手早くきれいに作れるので、準備の時間が短縮されます。
子どもたちの表現力が育つ!
自分の考えを「伝える」力を、楽しく学ぶことができます。
パソコンやデザインの力が身につく!
これからの社会に必要な「情報を整理する力」や「創造力」を伸ばせるツールでもあります。
Canvaを使うときに気をつけたいこと

Canvaはとても楽しいツールですが、使う際にいくつか気をつけるべきこともあります。
実際に使う子どもたちはもちろん、見守る大人たちも知っておいた方がいい注意点をまとめました。
1.インターネットの使い方に注意
Canvaはオンラインで使うツールなので、インターネットに接続する必要があります。子どもたちには、安全なインターネットの使い方や個人情報を守ることをきちんと教えることが大切です。
2.素材を選ぶときの注意
Canvaには多くの無料素材がありますが、著作権に注意し、商用利用や無断使用を避けるために、学校で用意された安全な素材やテンプレートを使うようにしましょう。
著作権についてはコチラの記事でも触れています。
3.画面の時間に気をつける
パソコンやタブレットを使いすぎないように、休憩をとりながら使うようにしましょう。
目の疲れや姿勢に気をつけることが大切です。
日本でも広がっているCanva

Canva for Educationは、2021年ごろから日本の学校で使われはじめ、現在では長野県池田町など18の地域で導入されています。
全国の先生たちが集まる「Canvaコミュニティ」もあり、使い方を教え合いながら活用が広がっています。
世界では、90か国以上・2,000万人以上の先生や子どもたちがCanvaを使って学んでいるそうです!

まとめ 小学校で広がるCanva (キャンバ)は時代時にあったツール
Canvaは、「かんたん・楽しい・安心」なパソコンの道具です。
子どもたちは、ポスターやスライドを作りながら、自然と伝える力やデザインの考え方を身につけていきます。
特に「Canva for Education」は、子どもたちが安全に・自由に・創造的に学べるように工夫された、教育のための特別なツールです。
これからの時代にぴったりの学びの道具として、ますます多くの学校で活用されていくことでしょう。
お子さんが家で「Canvaで作ったよ!」と見せてくれたら、ぜひほめてあげてくださいね!